C++講座 その1
最近、会社の若手に対してC++の講義を行っていて、今後も再利用できるようにここに残しておきたいと思う。
講義書は、個人所有の「プログラミング言語C++第3版」。アマゾンの評価では翻訳は悪いらしいけど、C++の原典なのでこれを利用する。
この講義の目的は1つ。C++をなんとなくしか知らないプログラマが、C++の文法を理解し、良い書き方は何か、悪い書き方は何か、という事を自分で判断できるようになること。 そしてその基準を(少々古いけど)プログラミング言語C++第3版、Effective C++などの書籍 、JavaやC# rubyなどの言語とする。
その1 型について
1章〜3章は、概説なので省略する。
第4章 型と宣言
4.1.1 基本データ型
C++では型は次のように大別できる。
- 組み込みデータ型 ビルトイン型(bult-in types)
- ユーザー定義型(user-defined types)
ビルトイン型はintやcharなどの基本のデータ型を指し、C++の場合
- 論理型 bool
- 文字型 char
- 整数型 int
- 浮動小数点 float,double
がある。
ユーザー定義型は、基本データ型を組み合わせて新たな型を作るもので
- enum
- struct
- class
などがある。
Javaでは...
boolean, char, int といった基本データ型をJavaではprimitive型といい、配列やString等は、reference型と大別されている。
Rubyでは...
全てがオブジェクトとして表現され、primitive型やreference型といった区別がない。
最後に
嘘が含まれているかもしれないので、要注意。誤りに気づかれた場合、ご指摘頂ければ幸いです。